kensaku

2014年6月9日月曜日

もっとも日帰り手術の適しているのは『後方低位筋間痔ろう』

肛門の後ろ(背中側)に穴があいていて、膿や汁が出る痔瘻です。
たいていの場合は、それに先立って、肛門の後ろ側におできができて、自然につぶれたり、病院で切開した後に、穴が塞がらなくなったものです。
丁寧に触ると、皮膚の上から、穴から肛門の方向に走っているスジ状の硬い痔ろうの管が指先でわかります。

手術法は簡単。痔ろうの管を縦方向に切開解放してやるだけ。
肛門の後ろ側の切開は、浅ければ括約筋の働きを損なう事は有りません。痛みも安静にして痛み止めを飲んでいたら感じない程度なので、日帰り手術に最適です。
もちろん、手術した直後から激しく活動したら、痛みも増すし出血量も増えますから、できれば数日間安静にしていることをお勧めします。

治療費は、3割負担の方で14000円くらいです。

当院では、週末(金・土)も手術可能ですから、有給休暇をうまく使って日帰り手術を受けることをお勧めします。
下記の写真は、典型的な『後方低位筋間痔ろう』です。→の先端に、膿が出ているのが見えます。



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