kensaku

2014年5月29日木曜日

血栓性外痔核の手術適応

肛門の外に血栓(血の固まったもの)ができて腫れた血栓性外痔核の場合、皮膚に麻酔してちょっと切開すれば血栓を取り出す事ができます。
しかし、それが意外と難しい。

腫れているときは肛門の外にあるように見える血栓も、本来の位置は肛門の中であることも多いのです。
こんな場合に、大きな切開をして血栓を取り出すと、傷は肛門の中に残ることになり、なかなか治らない『難治創』になってしまう事もあります。
血栓摘出術は、よほど慎重に適応を選ばなければなりません。
ほっておいても、いずれは治る病気ですからね。

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